007 スペクターとスーツ

今回は、まだみなさんの記憶にも新しい、2015年公開の007スペクターのスーツを解説していこうと思います。

2019年もしくは2020年中に第25作目となる最新作の公開を予定しているとの事です。

まずは簡単なあらすじと感想を。

因縁の宿敵スペクター

冒頭、ボンドはMが亡くなる以前に残したメッセージに従いメキシコでマルコ・スキアラを追います。

その頃、合同保安局長マックスデンビーがMI6を取り込むことで00セクションを廃止する運動を企みます。

その裏には姿の見えない組織スペクターの存在が潜んでいたのでした。

前作に引き続き再びMI6は再び存続の危機に陥ります。

今回も秘密兵器が登場、アラーム爆弾付きの腕時計オメガとアストンマーチンDB10です。

アストンマーチンDB10は市販化の叶わなかった幻の車らしく、この映画の為に製造されたようです。

劇中では009の為に用意していたものをボンドが勝手に持ち出し、割と早い段階で見事に川にドボンします。

圧倒的な戦闘力

そして今回のボンドは戦闘力が半端じゃありません。

前作のような狙撃の衰えなど一瞬も見せずスペクターのアジトでは50mは離れてるであろう遠距離の的を歩きながらでも一発で撃ち落とします。

終盤では手を縛られ、目隠しされた状態から大男2人を軽々とダウンさせます。

単純な戦闘能力だけ見ると、歴代最強のボンドは間違いなくダニエルクレイグでしょう。

スペクターとは

タイトルにもあるように長年の時を経て、007史上最大の宿敵、スペクターが登場します。

実はこのスペクター、ファンの方はご存知かと思いますが第1作目から登場しており、映画シリーズでは長年MI6の宿敵的立ち位置として存在していました。

本作では世界の情報網を手中に収めるため保安局長マックスデンビーと手を組みます。

「どこにでもいる。どこでもな。」

元々スペクターに所属していたホワイトが劇中でこのように述べていた通り、祖国を持たない組織のスペクターはどこにでもいます。

現にMI6の内部でも、寝返ったのかそもそも潜入して在籍していたのかは定かではありませんが突然の裏切りもありました。(慰めの報酬)

ルシッフル、グリーン、シルヴァ、前作までの敵も全て裏で糸を引いていたのはスペクターです。

ブロフェルドも登場し、最後は政府の手によって捕まっていますが、死亡しているわけではないのでおそらくなんらかの形で脱獄し、再登場するのではないかと個人的に予想してます。

007 スペクター スーツスタイル解説

それでは劇中に登場したスーツをいくつか解説していきたいと思います。

ネイビーウインドウペーンスーツ

画像はイメージです

冒頭のメキシコでの戦闘シーン

  1. ネイビーウインドウペーンスーツ
  2. ホワイトレギュラーカラーシャツ
  3. ネイビーソリッドタイ

ボンドスーツの中では比較的デザイン性に富んだスーツです。

実際に商品化もされていたスーツだそうで、35万円程だったみたいです。

公開されてからまだ日もそんなに経ってないので同じ物を探そうと思えば見つかるかもしれません。

写真ではわかりづらいのですが、よく見るとグレンチェックの上にウインドーペーンが組み込まれたデザインになっており、青みがかったウインドーペーン柄がグレンチェックのクラシックな風合いを現代的に中和し、重すぎず清潔感あふれたルックスになっています。

右の写真を見てわかる通りジャケットはかなりタイトなフィッティングです。

私の経験上このサイズ感で普段のお仕事などで長く着ていると、結構な頻度でボタンが取れます。下手すると生地ごと裂けてボタンが取れるということもありえますので同じサイズ感にしようと考える方は十分に注意してください。

グレー無地スーツ

Qの研究所内でのシーンです。手前に見える車がアストンマーチンDB10です。

ボンドの為に用意されたものではありませんでしたがもうこの時点で乗る気満々です。

  1. ミディアムグレー無地スーツ
  2. サックスブルーレギュラーカラーシャツ
  3. ネイビーソリッドタイ

ミディアムグレー無地のスーツは慰めの報酬でも取り上げていますが違いとしてはこちらはシャツはサックスブルーでネクタイがネイビーです。

ネイビー×グレーは鉄板のコーディネートであり、爽やかで清潔感のある印象です。

20代の方でグレー系のスーツを着る場合などはこのネイビー×グレーのコーディネートがおすすめですね。

どうしてもグレーは老け込んでしまいやすい色なので、ネイビーを合わせ爽やかさを出す事で落ち着きすぎたイメージを払拭できます。

ブラックフォーマルスーツ

スキアラの葬儀に出席した際のコーディネート。

さすがボンドです喪服もカッコイイですね。

ただし、我らが日本で写真の様な格好をして葬儀に出席してしまうと周囲から白い目で見られるので注意してください。

  1. ブラックシャドウストライプピークドラペルスリーピーススーツ
  2. ピンホールカラーホワイトシャツ
  3. ブラックソリッドタイ

ピークドラペル、ピンホールカラー等フォーマルな要素を所々に取り込んでいるのでネクタイを変えてカジュアルなパーティや披露宴等に出席するのはありです。

ブラウンジャケット

スペクターアジトに向かう途中で着ていたジャケット×パンツスタイル

  1. ライトブラウンリネン混ジャケット
  2. カーキコットンパンツ
  3. ブラウンソリッドタイ
  4. ホワイトセミワイドカラーシャツ

映画を見ているとてっきり共地のセットアップかと思っていましたが、共地ではなく微妙にトーンを変えたジャケットとパンツの組み合わせでした。

同系色のジャケットパンツスタイルは簡単そうで結構難しいです。

さらにこのライトブラウン×カーキのコーディネートはボンドの髪色や顔立ちだからこそ似合う色の様にも感じます。

注意するのは素材感でジャケットはウール×リネン、パンツはコットン100%なので明らかな素材感の違いを出し、洒脱したジャケパンスタイルを確立してます。

ちなみにこちらのジャケットとパンツはトムフォードの衣装ではなく、ブルネロクチネリというイタリアブランドのものです。

カジュアルウェアも得意なラグジュアリーブランドであり、日本にもいくつかショップがあります。

海外セレブ御用達のブランドでありsafariやLEONなどの雑誌でもよく見かけます。

ブラウンのスーツスタイルは慰めの報酬についての記事で取り上げてますので気になる方はぜひ。

ネイビースーツ

画像はイメージです

スペクターアジト内でのスーツです。

  1. ネイビー無地スーツ
  2. ダークネイビーソリッドタイ
  3. ホワイトレギュラーカラーシャツ

最後を締めくくるのはネイビー無地スーツです。

過去に何度もネイビー無地は着用していますが、ダークネイビータイとの合わせは初めてです。

スーツ地のネイビーよりもより深みのあるダークネイビータイを合わせる事でぎゅっと引き締まり、上品な印象になります。

幅広い年代の方におすすめできるコーディネートであり、ここぞという時の為にワードローブに加えておくのもいいでしょう。

上の写真を見るとわかる通り、良い生地を使用しているからこそ出る上品なシワ感(ドレープ)も高級志向なジェームズボンドの人間像をエレガントに映し出してくれています。

次回作にも注目

現時点での最新作007スペクターのスーツスタイルについて紹介させていただきました。

次回作もおそらくトムフォードの衣装提供になると思うのですが、スペクター含む近年の007シリーズは人気も高く、そのボンドスーツのスタイリングが与えるファッション界への影響力も絶大です。

実際に公開当初は私が店頭で販売している時にも007のようなサイズ感にしたい!なんて言葉を聞いたこともあった程です。

近年はクラシック回帰のトレンドの流れもようやく浸透しつつあります。

近年の傾向からどの様なデザインやディテールを取り込んで来るのかにも注目です。

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