007 スカイフォールとスーツ

今回は007スカイフォールのボンドのスーツスタイルを解説したいと思います。

今作がダニエルクレイグ演じるボンドシリーズの3作目となります。

カジノロワイヤル、慰めの報酬は二部作であり今作はその数年後と見てとれる内容で、諜報部員としても一人前となったボンドの姿が描かれます。

内容も従来通りの一部完結型なので初めて見る方でも充分楽しめる作品です

ちなみに次回作の007スペクターは、過去の内容に一部触れる場面もあるのでカジノロワイヤルからの3作を見ていたほうがより楽しめる内容になってるので、まだご覧になってない方はぜひ1作目のカジノロワイヤルから順に見ていくのをおすすめします。

それでは簡単な見どころと、スーツスタイルを解説していきたいと思います。

引き続きトムフォードが衣装提供していますが、今作のスーツにはタブカラーシャツが多用されています。

詳しくは後述してますのでどうぞ最後まで。

かつての部下とMの最期

冒頭は、諜報部員の1人が機密情報の詰まったフロッピーディスクが奪われ、ボンドがそれを取り返すための攻防を繰り広げるシーンからのスタート。

本作は、かつてMの部下であったラウル・シルヴァが牙をむき、コンピューターを駆使したサイバーテロでMを追い詰めます。

奪われたディスクの機密情報を公開されたMI6自体も存続の危機に落ちいり、オフィスも爆破されてしまいますが、元々はチャーチルのシェルターだったと言われていた地下壕がMI6の新たな拠点となります。

歴史的な建物の中に現代的な機器が並べられ、現代じゃあまり見られないようなそのビジュアルにも注目です。

そして、長年M役を務めてきた、ジュディ・デンチが今作を最後にM役を退きます。

 

本作のボンドガールは

007スカイフォールではベレニス・マーロウ演じるセヴリンがボンドガールとして出演しています。

そんなボンドガールも今回は出演時間が異様に短く、後半はMがストーリーの中心となっており、むしろこの作品のボンドガールはMなのではないかと思う程です。

周囲からも引退を迫られつつ職務を全うしようとするM、惜しくも最後はシルヴァの部下が放った銃弾を食らってしまい力尽きます。

 

そして、私個人の中でのお気に入りのシーンは高層ビルでの攻防です。

ブラックアウトした中で投影された人影で演じるアクションが最高にクールです。

前作に続き、舞台を有効に使ったアクションシーンの演出も、ダニエルクレイグ演じるボンドシリーズの魅力ではないでしょうか。

シルヴァとボンドとの地下鉄内での逃走劇も非常に印象深いシーンの1つです。

Qの現代的な最新のコンピューター技術に、ボンドのアナログではあるが長い年月で培った知識や経験が手助けし、古風なスタイルも現代でも時には役に立つんだということを表現させたシーンです。

中盤では折り畳み式のカミソリを使用して髭を剃るシーン、後半では、コンピューターでの追跡を免れるために、第3作目の007ゴールドフィンガーで初登場したアストンマーチンDB5を使用したり、ラストは手投げナイフで決着をつけたりと所々で垣間見える温故知新の精神が感じられます。

007ファンにはたまらない要素が盛りだくさん

ナオミ・ハリス演じるマネーペニーとベン・ウィショー演じるQが新たに加わり、後半ではお馴染みのテーマ曲と共にアストンマーチンDB5が登場。

007シリーズファンの方はここでかなりテンションが上がったのでは。

Qの登場となれば当然秘密兵器も登場です。

今作は掌紋センサー付きのワルサーPPKと小型発信機がボンドの秘密兵器として活躍します。

掌紋センサー付きのワルサーは確か過去の作品にも登場していたような。。。

調べても出てこなかったので勝手な思い込みですかね。。

ボンドスーツ解説 ポイント

それでは本作のボンドスーツに焦点を当てていきます。

タブカラーシャツ

前述した通り007スカイフォールでは、タブカラーシャツを使用しているシーンが多いです。

タキシード以外の全てのスーツに使われています。

ちなみにタブカラーにもバリエーションがあり、スタンダードなレギュラータブカラーラウンドタブカラーセミワイドのタブカラー等が一般的です。

ボンドが着ているのはレギュラータブカラーです。

1番スタンダードでドレッシーなデザインです。

襟周りが固定されるので、激しいアクションシーンも多いボンドにもおすすめですね。

 

グレースーツ

画像はイメージです

冒頭のシーンで着ていたものです。

イメージ画像を少し遠目から見るとわかりやすいかもしれません。

  1. シャークスキングレースーツ
  2. ホワイトタブカラーシャツ
  3. グレーニットタイ

グレー×グレーの組み合わせは慰めの報酬のスーツ解説でも触れていますが、こちらの方がトーンも明るめで爽やかな印象です。

地味になりがちなグレーも写真のようなシャークスキン(鮫の肌のような柄の見え方になる織り)のように表情のある生地の方がこなれた感じになります。

私が販売する中での経験上、ニットタイはジャケットにのみ合わせられるイメージを持っている方が多いですが、スーツにも合わせられます。

実はボンドは、このスーツにニットタイを合わせたコーディネートを得意としています。

過去の007シリーズの中でもこのスーツ×ニットタイは度々登場しており、そのシンプルなコーディネートの中でも洗練された雰囲気を演出してます。

ネイビーグレンチェックスーツ

画像はイメージです

現場復帰の為のテスト後に着ていたものですね。

イメージできる生地がなかなか見つからなかったのですが、もう少し大きな柄が使われています。

ダニエルクレイグ演じるボンドシリーズでは初めてになるグレンチェック柄を取り入れたスすーツです。

  1. ネイビーグレンチェックスーツ
  2. サックスブルータブカラーシャツ
  3. ネイビーソリッドタイ

画像では分かりづらいですが、実際のスーツはチェック柄にグレーと黒が使用されていてブリティッシュな要素が強い一着となっています。

カラーバランスはブルー、ネイビー系で統一されており、クラシックな表情が強く出がちなグレンチェックを爽やかさの感じるサックスブルーのシャツとネイビータイでバランスをとってます。

グレンチェックやウインドウペーンなどコーディネートが難しいデザインを初めてビジネススーツに取り入れようと考えている方にもおすすめできるコーディネートです。

ネイビーピンストライプスーツ

画像はイメージです

後半から着ていたスーツです。

  1. ネイビーピンストライプスーツ
  2. サックスブルータブカラーシャツ
  3. ネイビーソリッドタイ

ピンストライプとは針でピン打ちしたくらいに細い線になるストライプの名称です。

ボンドが着ているスーツはストライプ同士の幅も狭めであり、視覚的にもシャープでスリムな印象も与えられるデザインです。

遠目から見るとほとんど無地に見える程の柄なので、あまり柄が強いものは仕事上着られないという方や無地の次にスーツを探している方にもおすすめです。

共通するポイント

前作と違い今回のボンドスーツはナチュラルショルダーで、チェンジポケットもつけておらず、どちらかと言えばよりトムフォードらしいモードな色気を全面に出したデザインに感じます。

ちなみにタブカラーシャツは今作限りで、007スペクターでは一度も着用していません。

次作にあたる、現在の時点で最新の24作目となる007スペクターでは着用しているスーツの種類も豊富なのでたくさん取り上げています。ぜひ読んでみてください。

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