007 慰めの報酬とスーツ

今回は007慰めの報酬のスーツスタイルを解説していきたいと思います。

前作のカジノロワイヤルで華々しくデビューを飾ったダニエルクレイグが本作でもボンドを演じます。

そして、今作からボンドへの衣装提供ブランドは、ブリオーニからトムフォードへ。

前作と比べてもそのディテールの違いに気付きやすいかもしれません。

まずは簡単にあらすじと感想を。

前作カジノロワイヤルの続編

本作は前回のカジノロワイヤルの直接の続編としてのストーリーが描かれてます。

冒頭からMI6の味方からの裏切りに合い、意味深な言葉を残すホワイトからも、スペクターの存在を匂わせていますね。

ヴェスパーを影で操っていたものたちも明らかになりボンドの中の復讐心が駆け巡る中での任務との葛藤も描かれた作品です。

個人的にはオペラ会場での秘密会議の傍聴シーンでの戦闘が印象に残っています。

わざと自らの存在を知らせてしまうボンドもボンドらしいのですが、そこで見つかってしまってから繰り広げられるオペラ演奏中の戦闘シーンです。

音声とカメラワークに監督のこだわりを感じました。素晴らしい演出です。

 

 

従来のシリーズファンの楽しみ

中盤で助手のフィールズがオイルまみれでベッドに横たわっているシーンがあるのですが、それを映し出す角度など、間違いなく過去作品007ゴールドフィンガーのあの有名なシーンを意識しているものだと思います。

フェリックスライターも前作に続き登場しており、MI6以外では唯一のボンドの親友であり良き理解者です。

過去の作品でも良き相棒として様々なシーンでボンドのお助け役として登場しています。

そんなフェリックスも第16作目、007消されたライセンスではかなり残酷な運命を辿ってしまうのですが。。。

スカイフォールに引き続き、過去作品を思い出させてくれるシーンや人物の登場も、ダニエルクレイグ演じるボンドシリーズの楽しみでもあります。

 

 

スーツはブリオーニからトムフォードへ

それでは本作のボンドが着こなすスーツを解説していきたいと思います。

冒頭でも触れた通り本作のボンドが着用するスーツブランドがブリオーニからトムフォードへとバトンタッチしています。

ブランドの歴史はまだ浅く、グッチや、サンローラン等の有名ブランドでクリエイティブディレクターを務めていた、トムフォードが2005年に設立しています。

写真はトムフォードさん本人ですがまだまだお若いですね。

ガチガチのモード系というテイストではなく伝統的なメンズウェアらしいラインナップで、縫製や素材等にも力を入れているブランドです。

皆さんもご存知の有名なアイテムは眼鏡やサングラスなどのアイウェアですね。

そして、本作からの007シリーズへの衣装提供も大きな話題となり、そのテーラード系のアイテム群も大きく注目されています。

ダニエルクレイグ演じる慰めの報酬も大ヒットを収め、日本だけではなく世界中でのその広告効果は計り知れないモノになっていたと思います。

 

前作までのスーツとの大きな違い

前作までのボンドスーツとの大きな違いは、ショルダーラインにあります。

トムフォードが手がけるボンドスーツはより英国らしさのあるビルドアップショルダーといって肩先がやや盛り上がったデザインを採用しています。

加えて、サイドベンツやチェンジポケット等ブリティッシュなデザインを取り入れつつも、着丈は短めでお尻が半分見えるくらいでスラックスはかなりタイトにしています。

英国調の中に、トムフォードらしい現代的で色気のあるテイストを取り入れたデザインとなっています。

では、劇中のシーンからいくつかピックアップしていきます。

おそらく、本作のスーツは全て同じ型紙を使用したスーツを着用していると思われます。

 

 

ミッドナイトブルースーツ

画像はイメージです。
  1. ダークネイビースーツ
  2. ブルーソリッドタイ
  3. ホワイトレギュラーカラーシャツ

コーディネート自体は非常にシンプルですが注目すべきはスーツです。

画像ではすごくわかりづらいのですが実は限りなく黒に近い、ミッドナイトブルーです。

濃紺よりも暗く、薄暗い場所では黒に見えるような色になります。

ビジネスだけではなく、劇中で着用していたシーンと同様に、ブラックタイとまではいかないような、ややカジュアルなパーティ等のシーンで使用するのにもおすすめです。

さらにディテールにもこだわっており、画像ではわかりませんがこのスーツは、前立ては段返り3つボタンに、チェンジポケット付きになってます。

できる限り近づけるためには

  • 段返り3つボタン、チェンジポケット付きのデザインを選ぶ。
  • スーツ地は光沢も重視するとよりエレガント。
  • シャツは襟の開きが90度以内のセミワイドカラーもしくはレギュラーカラー。

ブラウンスーツ

画像はイメージです
  1. ブラウン無地スーツ
  2. ライトブラウンソリッドタイ
  3. ホワイトレギュラーカラーシャツ

こちらもオーソドックスなアイテムが中心です。

タイとスーツもブラウン系で統一する事で、よりクラシックで大人の品格が感じられるカラーバランスとなってます。

近年のトレンドであるブラウンスーツのお手本のような組み合わせです。

トレンドカラーに挑戦しようと考えている方などにもおすすめできます。

抑えるべきポイントは

  • 段返り3つボタン、チェンジポケット付きのデザインを選ぶ。
  • スーツの色とネクタイの色にメリハリをつける事でこなれ感も演出。
  • 一見グレーに見えるようなグレー寄りのブラウンがビジネスにも使いやすい。

グレースーツ

  1. グレー無地スーツ
  2. グレーソリッドタイ
  3. ホワイトセミワイドカラーシャツ

慰めの報酬におけるスーツスタイルは同系色の無地×無地がほとんどなので非常に取り入れやすいです。

ちなみにこちらは映画の本番ではカットされたシーンのようです。

こちらはスーツネクタイ共に同じトーンで統一したコーディネートです。

一見簡単なコーディネートにも見えますがシンプルが故にディテール等細かい部分までよく見られます。

一歩間違えば、冴えないサラリーマン、ドブネズミルックです。

ジェームズボンドのような大人のダンディズムを醸し出す着こなしをグレースーツで演出するために注意するべきポイントは

  • シャツはスーツの袖から1cm〜2㎝覗かせる。
  • ネクタイのディンプル(くぼみ)はしっかりつくる
  • 可能であればポケットチーフを刺す
  • 段返り3つボタン、チェンジポケット付きのデザインを選ぶ。

どのスーツにも共通している基本の着こなしのテクニックです。

全体を通して

以上007慰めの報酬のスーツスタイルをまとめてみました。

全体を通して伝えたいことはシンプルなコーディネートでこそ基本を疎かにするとよく目立つということです。

無地のスーツ程生地の良し悪しや、前述したような袖とシャツのフィッティング感等がよくわかります。

今作は無地スーツばかりでしたがチェックやストライプ等のスーツを着こなす007シリーズについても当ブログで取り上げてますのでご覧になってみてください。

着こなしの参考になれば幸いです。

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