007ロシアより愛をこめてのスーツスタイル

ショーン・コネリーボンドシリーズ第2作目。

私の中ではこの作品が個人的に007シリーズの№1になっています。

冒頭から古き良き哀愁漂う音楽と、マットモンローの歌うFrom Russia with Loveがレトロな世界観を感じさせてくれ、一気にのめりこんでしまいました。

今回は007ロシアより愛をこめて(From Russia with Love)のスーツスタイルを解説したいと思います。

現代の映画にも負けないほどに作りこまれた作品

50年以上も前の作品ではありますが今でも充分に楽しめる作品のように感じます。

前作のドクターノオや次作のゴールドフィンガー等ももちろんすごく良い作品ではあるのですが、現代の視点で見るとどうしてもツッコミ所が多々出てきます。(放射線を思いっきり浴びてるのに簡単に浄化したり、ホテルにあっさり侵入されたり…)

しかしこの作品を全体を通して見ていてもこれといったツッコミ所も見つからず、今でも見れる程完成度の高い作品のように感じます。

乗り物などを使ったアクションシーンはどうしても現代のものと比べるとチープに見えがちなんですが、後半の海上でのアクションシーンやヘリコプターとの銃撃戦のシーン等も全く物足りなさを感じることもなく見られます。

特に海上で船を爆破したシーンはかなり撮影に苦労したそうで火傷を負ってしまった方もいたそうです。

本編でも実際に背中が燃えている方も映ってました。

この映画に限らず、この時代のアクションシーンの撮影は相当の危険が伴っていたものだと思われます。

歴代№1の呼ぶ声も高いボンドガール

なにより今作のボンドガール、ダニエラ・ビアンキが美しすぎます。

時折見せるチャーミングな仕草と様々なファッションを身に纏う姿に魅了されます。

さすがミスユニバースにも選ばれていただけあり、様々なテイストの洋服を着こなしますがどれも洗練されており、その女性らしさ溢れる装いにも注目です。

実際の彼女自身も非常にマイペースでずぶとい性格だったそうで、ボンド役のショーンコネリーもすごく好感を持てたと言っていたそうです。

ちなみに現時点での007シリーズ全作品中のボンドガールの中では最年少です。

今作に登場する秘密兵器兵器は多彩な機能付きの鞄

終わりよければ全て良しなんて言葉もあるが…

終始シリアスな展開でストーリーが進み、たくさんの追っ手を切り抜け無事にイギリスに帰還した終盤、最後の最後にホテルの清掃員に扮してスペクターの幹部の№3が登場。

元々ロシアの軍人でありながらスペクターに所属し、タチアナ(ダニエラビアンキ)に命令を下した張本人です。

このシーンは結構印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

靴の先から出た仕込みナイフが届きそうで届かない姿には笑わずにはいられません。

ラストにかけて急にコメディ要素を盛り込んできますが本当に楽しめる映画です。

全部じゃなくとも過去の007シリーズを見返してみようと考えている方にもぜひ見ておいていただきたい作品です。

オイリーから愛をこめてスーツの解説

本作はボンドがスーツを着ているシーンが他の作品と比べても非常に多く、6種類ものスーツが登場します。(ディナージャケットを含めるともっと多いです。)

ちなみに合わせているネクタイは全て共通でネイビーソリッドタイ

シャツは、白無地とライトブルーの無地のいずれかかのみです。

ネイビーフランネルスーツ

  1. ネイビーフランネルスーツ
  2. ネイビーソリッドタイ
  3. ホワイトセミワイドカラーシャツ

ショーンコネリー演じるボンドシリーズでは定番にもなっているネイビーフランネルスーツ。

次回作のゴールドフィンガーでも着用していますが、その違いはネクタイにあります。

ゴールドフィンガーではネイビーフランネルスーツに同系色のニットタイを合わせてます。

こちらはスーツと同じトーンの一般的なソリッドタイです。

完全な無地というわけではなく平織りのような織柄が特徴になってます。

グレーシャドーチェックスーツ

  1. グレーシャドーチェックスーツ
  2. ネイビーソリッドタイ
  3. ホワイトセミワイドカラーシャツ

こちらは序盤で着用していた1着。

チャコールグレー地にブラックのチェックをあしらっており、モノトーンでまとめられた生地のカラーバランスとさりげなく配色されたチェック柄が非常に上品でエレガントな印象です。

ライトグレーグレンチェックスーツ

  1. グレーグレンチェックスーツ
  2. ネイビーニットタイ
  3. ホワイトセミワイドカラーシャツ

こちらはクラシックな表情が強めのグレンチェックスーツです。

後述するライトグレーのスーツや、次作のゴールドフィンガーに登場するスリーピーススーツよりも深みのあるグレーではっきりとした柄なので、比較的どんな方にでも似合い易い色です。

ただし、定番と言われるようなデザインからは突出した柄なので、一般的なビジネスシーンに用いる方は少ないと思います。

もし取り入れる際は社風や周りの社員の装いを今一度よく思い出してみてから判断する事をおすすめします。

20代.30代であればボンドのようなネイビーソリッドタイをチョイスするのが無難です

主張しすぎる事も無く、爽やかさを残しつつ知的な印象を与えられます。

30代以上の方であればブラウンやレッド等で遊びを効かせる等、大人の余裕や遊び心を演出する着こなしをレパートリーに加えるのがおすすめです。

ライトグレーグレンチェックスーツ

  1. ライトグレーグレンチェックスーツ
  2. ネイビーソリッドタイ
  3. ホワイトセミワイドカラーシャツ

こちらも同じくライトグレーのスーツですが、本編は画質もあまり良くなく、一見遠目で見ると前述のスーツと同じに見えます。

このスーツの方が同じグレンチェックでも柄は控えめで、より堅実で保守的な印象です。

はっきりしたグレンチェックはちょっと手が出しづらいと感じる方でも取り入れやすいデザインになってます。

チャコールグレーサキソニースーツ

  • チャコールグレーサキソニースーツ
  • ネイビーソリッドタイ
  • ライトブルーセミワイドカラーシャツ

チャコールグレー×ネイビーは永遠の定番とも言えるカラーコーディネートであり、どんな年代の方にも似合いやすく人気があります。

グレーは黒に近づけば近づく程よりドレッシーで上品になる色であり、ネイビースーツでは出せないような誠実な印象を演出する事が可能です。

チャコールグレーチョークストライプスーツ

  1. チャコールグレーチョークストライプスーツ
  2. ネイビーソリッドタイ
  3. ホワイトセミワイドカラーシャツ

ボンドの着るスーツの中では珍しくはっきりとしたストライプであり、存在感強めのデザインです。

迫力のあるストライプなので、ペイズリー柄や小紋柄等を合わせると強面な印象になりがちです。

ビジネスシーンでは、ボンドのようにネイビーのソリッドタイ等を合わせバランスを取るのが無難ですね。

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